久しぶりにすごく観たいな、と数ヶ月前から思っていた作品。
映画好きのSさんと観に行く。昔、20代でみなみ会館でもぎりのバイトをしていたSさんとは、きっとあの頃、みなみ会館で秘かに出会っていたんだと思うと、ほんとに不思議。
映画の感想は、ものの見事にスコーンッと予想を裏切られる。フランス映画は、やっぱしね、と嬉しいぐらいの潔さ。ドキュメンタリー好きではあるけど、この映画がドキュメンタリーではなく役者であることにほんとに驚く。教育問題には、いろんな想いがある私ですが、これまたウムムムムと一筋縄ではいかない問題の集積に絶句。人と人のぶつかりが激しい。民族間の問題など。ワールドカップのフランスチームが空中分解してしまった驚きが驚きではなくなる。
つい感動の結末とか、こどもたちの行動の意味とかを考えたりラストを期待してしまう自分の浅さに気づかされ、パツッとエンドロール。世の中、そう甘くないんだよってことなのかな。じわじわと考えさせられる映画。
教師という仕事は、ほんとにすごい仕事です。