1ヶ月カナダで過ごした娘の価値観は、いろいろと変わったようだ。アメリカ、カナダで夏を過ごした子たちは、向こうでの1ヶ月同世代のホストが勉強してる姿をほとんど見なかったと口を揃えて言う。のーびのび時間を使ってるそう。「なんで日本はこんなに時間に追われてるの?」と。
「なんで?」なにかに追われていたい国民性なのかなあー。江戸時代とかは、そんなかんじではなかったような。いつから、こんな風になったんだろう。ハムスターがクルクルまわる遊びが好きでずっと走ってるような感覚。勤勉、働き者は、いいことなんだろうけど。どうも違う方向にベクトルがむいているような気がする。
それでも、学校生活はまた毎日忙しく、クルクル走り出さなきゃいけなくて。ぎらぎらと照りつける陽射しの中、何度もやり直しをさせられる体育祭の入場行進に「なんの意味があるん?」と思いながら、一歩一歩進む。
今の日本の様子を見てると、日常をおくれることをありがたいと思わなくてはね。
娘が弟に言う「国際交流(ホームステイ)は絶対、行ったほうがいいよ。なにがいいって、あんなに面白い体験ないからっ」息子「行きたいけどさ。でも、家計が大変だったら、無理しなくてもいいよ」気を遣うとこが案外息子だ・・・。家計は確かに、厳しい。でも、行かせてあげたいなーと母は思ってます。君にも、世界はでっかいどーって肌で感じてほしいから。