Captain Fantastic.先日、母と観ました。母が来たら、なんとなく映画や美術展はマストな感じになってる。笑。はじまりへの旅、デザイン事務所時代の先輩がインスタでオススメしてたので気になって見ました。フフ。面白かったですよ。大絶賛ではないけど。ふらっと見たり、DVDで見るのにはいいかも。
極左なおとーさんに翻弄される家族なのですが、現代社会を捨てて、森で家族で暮らし、子どもたちはホームスクール。そのホームティーチングぶりがすごい。ラボでアメリカにホームステイすると、かなり田舎に行くので、わりとホームスクールしてる家庭にステイすることがあるのです。多分息子のホームステイしたコロラドのお家もホームティーチングだったそうな。私がインスタでフォローしてる方もホームスクール。いやあ、親がここまで教育に情熱注げるってすごいと思います。この映画は思想とか暮らしとか極端かもしれないけど。チョモスキーに傾倒してる監督だそうで、母はチョモスキー!って反応してたけど、私は初耳で、そのあとFBで偶然チョモスキーの記事を見つけたので、そういうリンクって面白いなと思います。チョモスキー:アメリカの言論学者、哲学者。 チェック
確かに、おとーさんの指摘する現代社会の問題点にも頷きながら。ムムムム。最後は、バランスをとっていくんだけど。
ふと、息子の高校の海外研修の冊子を見ていたら、校長先生の言葉に魅了される。校長先生が本当に魅力的で校長先生の言葉にグッと来て、H高校を目指したという話もよく聞くのですが、海外研修という修学旅行の子供達が決めたテーマが「自己変革」、そこへ寄せる文でグローバリズムについて書かれてあるのですが、今の社会の変化と交渉、コミュニケーション力の大切さ。さらになんとフィデル・カストロが革命を遂行するための交渉をチェゲバラに託した際の、ゲバラの「交渉と説得にかける長い時間と忍耐だけが非妥協的な信頼を生む」という言葉を紹介してたり、10日間の海外研修に求めるものがとても壮大なのに驚くとともに、ああこういう大きな懐をもった高校で学ぶことができて、すごいなーと。息子がマレーシアで自己変革できてたのかは分からないけど、そういうことを意識して過ごすことは大事だなーと。そういう仲間と過ごす時間こそが実りだなーと。
映画の話に戻ると、長男役のジョージ・マッケイがうまいんだけど、サンシャイン 歌声が響く街 にも出てて、うまいっ。子供達がどの子もよかった。ただ、ララランドと同じく、ツッコミどころが色々と。その詰めの甘い感じが最近の感じなのかなあー。冷静な大人になってしまった私。