成人式、ふーん、と言う感じの我が家で、一年以上前から来る成人式ビジネスには辟易していた。それに乗っかるつもりはさらさらなく、もしそのお金があれば旅に行こかなと娘は話していた。だよねえと、かつて着物を買うお金でフランスに旅した私はよしよしと思っていたのですが。着物、好きだから着たいなーとか。久しぶりの友達に会いたいなーとか、そんな感じが漂い、本人がやりたければやったらいい。全て自主性、本人次第と思っているので。そういえば、仲良しのお隣さんから数年前にいただいていた着物が確か振袖だったよーと。みて見ると、とっても素敵な着物で、大胆な柄が娘に似合うし、何しろ古いものやいただいたものが活かせるって素晴らしいーと思う、総絞りのとてもいいお着物。娘も今時の派手な着物より、いいね!ととても気に入り、ラボでお世話になってる先生に相談に乗ってもらい、着物に合う半襟を探したり、着付けもしていただいて、帯も合わせてくださる。ありがたやー。髪飾りは、前日VERT DE GRISちゃんに生花を飾り用にあしらってもらい、髪も一年に一回いく美容室のお兄さんが旅好きで意気投合していて、私たちの好みの感じに仕上げてくださった。流れるように、ことが運び、そして、高校の成人式、地域の成人式、2日間も丸々私とフロちゃんは、つきあった訳であーる。経験した方はわかると思いますが、なかなか大変な行事ですよね、我が家はバタバタとそれもほとんどお金もかからず、我が家らしい感じで、手作り感満載ですが、本人も大喜びの成人式だったので、それはよかったなーと思ってます。何より、このお着物を40年前に娘さんに買われたお隣のお母様がとても喜んでくださったことが嬉しいこと。男の子2人のお隣さんと、独身だったお姉さんの着物が、巡って、小さい頃から仲良く育ってきたうちの娘が着ることに。そういうのが、すごく嬉しかったのです。つながる感じ。