「タコあげもだめ、サッカーもだめ、野球も惨敗、女の子には軽蔑されるといった何をやってもダメな男。風船玉のような頭にやさしさと孤独と憂愁をはちきらせ・・・男の哀しみを毎日毎日かみしめている」って、チャーリーってこんなんやってー!!と朝の8時5分前ぐらい登校時間すれすれに2階の本棚からなぜかスヌーピーの漫画を持って降りてくる。読みながら爆笑している息子。・・・・。
うちの犬はチャーリーとライナスなのです。もちろん、スヌーピーより。
漫画の登場人物紹介がこんなに面白いとは、音読してる声を聞いてると、あまりにリズムがよく、文章に惹き込まれる。
ライナスは??と聞くと「ルーシーの弟で姉の猛烈なシゴキに耐え、そのカンと頭脳はますます冴えわたる。だが、愛する毛布をとりあげられ、指しゃぶりを禁じられたら・・・その神通力は消え失せ、メロメロになって、失神!!ってなぐあい。」
ルーシー。
「主張は絶対に曲げません。相手をメタメタに粉砕するまで闘います。さしあたっての攻撃目標は、チャーリーブラウンとライナス。ところが彼女にもなきどころが、シュレーダーにぞっこんまいっているのです。」
スヌーピー。
「ビーグル犬(猟犬)のくせに兎狩りなんてまっぴらと屋根の上でおひる寝。人間どもを冷笑しながら犬であることもあきたりない。最大の関心事は晩のオショクジなのだ。」
すべて本文より引用。この文章のキレのよさ、なにものだ?と思えば、やはり「谷川俊太郎」さんの訳でした。うーん。素敵。原文がみたい。
(漫画は原文と訳つきです)
ツルコミック社1974printed
朝のひとときより。