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Bagelつれづれ日記

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深い愛。

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「ほんとうに生きる、という冒険」そんなコピーが帯に書いてある。クートラスの展覧会で買おうか迷った本「クートラスの思い出」。どうしても気になり、買って読んだ。クートラスという人がどんな人だったんだろう〜あのカルトにこだわり続けたわけを知りたかった。この本はその想いを十分に満たしてくれる素晴らしい本だった。最後の恋人だった日本人の岸真理子さんによって書かれた本。ほんとに、描いて生きて、愛して、すごい本でした。繊細で歪んで、深いところにある澄んだ愛。
最近、ある方が私を一文字の漢字にしたら「愛」ですねと言われ、照れた。でも、ズバリそうかもしれないと思ってる。年を重ねてなお思ってる。若い頃よりずっと思ってる。いろんな愛に触れている。それをできるだけ言葉にしていこうかなと思ってる。笑 伝わる人に伝わったらいいかな。

今、再び聞き直してる小沢健二の歌詞が、ほんとに愛に溢れていて(この歳でまた沁みる)、すごい人だと改めて思った。最近オザケンのお父さんのインタビューを読む機会があって(ラボ会報誌)、ドイツのグリム童話と日本の昔話の話だったのですが、その文はやっぱり面白かった。言葉から滲み出るその人の持つ愛。詩や言葉から伝わる感性。それはなんだろうー。感じる人だけに伝わるテレパシーのような力なのかも。(タモリが小沢健二の詩を絶賛してて、ある歌詞が生命の最大の肯定とまで語られてて、面白いなと思います。そう、奥にある生命の神秘。その肯定感がでっかい愛なんだろうなあと思うのですが、きっと小さい頃たくさんの昔話や言葉に触れてきたんだろうなあと、こういうこと語りたいー。タモリさんってやっぱ素敵だ。

人との関係も近すぎて見えないことも離れたところからだと、よりクリアに見える気がする。娘たちも海を超えての愛だから、毎日言葉をたくさんたくさん紡いでいる。それは日本にいる恋人たちよりたくさんの言葉かもしれない。強いなあー愛の力は。5ヶ月間毎日朝晩語られた言葉の数。
by bagel70 | 2017-02-07 22:01 | | Comments(0)
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