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Bagelつれづれ日記

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夜明けの祈り

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映画の記録、息子の文化祭の合間に、堀川から烏丸までダッシュして「夜明けの祈り」みてきました。戦争時代の話だし、重いだろうなとは覚悟して。京都シネマ、さすがこういう映画も満席になってました。ドイツ軍に占領されたポーランドが舞台。そこにソ連軍が解放しにきた頃の混沌とした時代です。世界史を取ってないので、この辺の背景がはっきりとわからなかったのですが、いつの時代も女性の性はいろんな問題を抱えます。あらすじはサイトにて。私はいつも観る前にほとんど情報を入れない状態で観たい派です。なのでこれから観る方もいるかもしれないので、ね。ただただ、すごい映画でした。なんだろう〜。このフランス人の女優さんのクールで芯の強さがとてもよくて、過酷な状況なんだけど、観てる人は、彼女の人となりや姿を観てるだけで、信じれる、何か希望を持ちながら物語を観ることができる、そこがこの映画の魅力かもしれないです。
そして、性はいろんな悲しいこともあるんだけど、生(命)はやっぱり素晴らしく、光なんだなと思うのです。出産の持つ力、助産所で助産師さんが言ってた言葉、女性には元来、生む力があるんだよ、という言葉を思い出しました。
映画というのは、ただ物語を共有するだけでなく、人の思考を深くするやっぱり素晴らしい文化だなあと思います。今回は、一人で観たんだけど、誰かと観て共有するのもいいし、一人で見て、自分の中で落とし込んでいくのもいいなあと。男性は、どんな風に観たのか、東京でみたyoshiにいつか聞いてみよう。

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フランスの女優 ルードウラージュ、美しくて、静かな演技。インタビューを読むと、また映画の背景が知れて楽しい。

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この俳優さんがバンサン・マケーニュというのを上の記事で知るのですが、バンサン・マケーニュといえば、私の不思議ツボだった映画「女っ気なし」の主人公役の役者。そういえば、あのなんともいえない柔らかな口調が確かに・・・・と思いつつ、役者ってすごいなあ、といつも思うのです。

最後は、なかなかマニアックな話になっちゃったけど、夜明けの祈り。静かながら、芯のあるいい映画でした。女性の監督っていうのがね、また。繊細な描き方を感じました。



by bagel70 | 2017-09-07 10:27 | 映画 | Comments(0)
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